JR東日本 過去最大1553億円赤字

投稿者: | 2020年8月1日

巷では、”Go To ”のあれやこれやが”かまびすしい”です。

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JR東日本は、過去最大のおよそ1,553億円の赤字になったと発表した。
JR東日本は、2020年4月から6月期の売上高が、過去最低の3,329億円で、最終的な損益が1,553億円の赤字になったと発表した。
新型コロナウイルスの影響で、鉄道事業のほか、駅ビル、ホテル事業なども大幅な減収となった。
JR東日本が第1四半期決算で赤字を計上するのは初めて。
JR東日本は、2021年春のダイヤ改正に向けて、全路線での終電繰り上げを検討するほか、役員報酬の返上を10月まで行うとしている。

https://www.fnn.jp/articles/-/68774  FNNプライムオンライン 2020/07/31
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これ、まったくシャレになっていません。
つい先日、のっぴきならない用事で東京まで新幹線のぞみ号に乗りました。
そうしたら、車内はがらがら。
新大阪から東京まで、私の乗車した車両は、私を含めてのべ3名(!)しか利用していませんでした。
うち、私以外のふたりは名古屋乗車、品川下車です。それ以外の区間は、わたしひとりでした。
専用線で専用車両で、ほぼ空気を運んでいる状態。それを、ごく少ない乗客で占有する状態です。
これは大変なことだと思っていたら、この記事が出てきました。

私、交通機関は「メディア」だと思っています。
人間が意思を伝える方法には、手紙、電話、テレビ電話などいろいろあるけど、最終的には直接会うのが一番伝わります。
だけど、時間やお金の制約で遠くの人と会うのはなかなか大変です。特に、大昔のように人が自力で移動していた時代は本当に大変だったと思います。
だって、江戸時代のお伊勢参りなんか、今からは想像もできないぐらい膨大な時間と旅費が掛かっています(お伊勢参りで会うのは神さまですけどね)。
現代においてそれをかなえてくれるのが交通機関です。
中でも新幹線や飛行機等の高速機関は、メディアの中のメディア、「スーパー・メディア」だと思います。

これは大事にしなくちゃいけません。人が意思を伝えるのに、こんなに大切なシステムは無いからです。
そのためには、新幹線には赤字にならないようきちんと稼いでもらわないといけませんが、それがこんなことになってしまっています。
飛行機は、国際的に渡航制限がかかっていることの影響が大きく、新聞報道によればほぼ壊滅状態だそうです。

かといって、そもそも自粛ムードで人が集まることが極端に減ってしまっています。
いくらGo Toキャンペーンを打たれても、一方で感染拡大防止と言われては、東日本大震災の時のように「乗って応援」というわけにもいきません。

私たちは、やきもきしながら、ワクチンの完成を待つしかないのでしょうか。

 

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